思い込みを書き換える方法

前回の記事では
- 思い込みはどのように形成されるのか?
について解説しました。
今回はその続きとして、多くの人が気になっているであろう「 思い込みを書き換える方法 」について詳しく解説していきますね。
▼ 前回の記事

前回のおさらい
自分の無意識内にある「 思い込み 」は、
- 思い込みは 潜在意識 の中に形成される
- 潜在意識は 1歳〜6歳頃 に形成される
- その後「 クリティカルファクター 」という蓋に閉ざされる
- 幼少期の体験が大人になっても影響し続ける
- しかし、仕組みを理解すれば対処できる
このような特徴があります。
なみ子ちゃん幼少期に形成された「思い込み」は、大人になっても、私たちの「 価値観・認知・言動・選択 」などに影響をを与え続けてるんだったよね!



そうそう!
でも大人になってからでも、その「思い込み」は書き換えられるから、諦める必要はないわよ!
思い込み書き換えロードマップ
こちらが「思い込みを書き換える方法」の全体像です。
- 上手くいかないと思う原因を分析する
- 改善方法を見つけ、実行していく ( RASを活かす )
- 「捉え方」を矯正していく
- 証拠を集めていく
- 「 新しい思い込み 」の信用度を上げていく
- 書き換え完了
スピリチュアルに頼らず、地に足のついた「着実に書き換えていく方法」になるので「面倒だな…」と感じるかもしれませんが、この書き換え方法を習慣にできると、引き寄せ力がかなり上がります。
引き寄せ体質になりたい方は、これを機にぜひ身につけていきましょう。
① 上手くいかないと思う原因を分析する
まず始めに「叶えたい願望」に対して「今現在、上手くいっていないと思う原因」を分析していきましょう。
例えば…
恋愛の場合
お金の場合
健康の場合
これらの例のように、あなたが叶えたいと思っている願望に対して「今現在、上手くいっていないと思う原因」を書き出していきましょう。
② 改善方法を見つけ、実行していく
「叶えたい願望」に対して「今現在、上手くいっていないと思う原因」を書き出した後、それらを改善していける方法を見つけ、実行していきます。
この時に重要なのが「 RAS ( 網様体賦活系 ) 」を活かすこと。
別名「意識のサーチライト」と呼び、自分にとって重要な情報を集めてくれる脳の機能になります。


① 上手くいかないと思う原因を分析する で書き出した「今現在、上手くいっていないと思う原因」をあなたが本当に「 解決したい!」と思っているのであれば、あなたのRAS ( =意識のサーチライト )は勝手にその原因を解決できる情報に反応し、勝手に身体が動き、勝手に改善するようになります。
モチベーションがわかない場合
ちなみにモチベーションが湧かず「分かってはいるけど、動けない」という場合は
- 心身ともに限界がきている
- 現状維持バイアスに妨げられている
- あなたの本当の願望ではない
このどれかが当てはまります。
① 心身ともに限界がきている場合
この場合は、仕事や家事、学校などを休んででも、しっかり休息を取りましょう。
その状態で無理に行動しようとすると、より症状が悪化していきます。
無理せず、自分をしっかり労り、必要であれば専門家からの判断を仰ぎましょう。
② 現状維持バイアスに妨げられている
防衛本能である「 現状維持バイアス 」によって、変化や失敗への恐れを感じさせられ、脳が「 願望実現 」よりも「 現状維持 」を選択してしまっている状態です。
たとえ客観的に見てより良い選択肢がある場合でも、現在の状況を維持しようとする心理的傾向なので、まずは「 あ、現状維持バイアスが働いているな 」と自分を俯瞰してみることから始めてみてください。
それが出来ると、重たい腰を上げるように意識的に動き始めることができます。
重たい腰が上がれば、あとは「 改善した後の状態 」をイメージしてみてください。
イメージすることで、臨場感が感じられ、自然にモチベーションが湧いてきます。
② あなたの本当の願望ではない場合
①「 心身ともに限界がきている 」②「 現状維持バイアスに妨げられている 」に当てはまらない場合、その願望があなたの本当の願望ではなく、他人によって刷り込まれた願望である可能性が高いです。
これは潜在意識( 無意識 )の領域のことなので、自分自身では気づくことが非常に難しく、偽の願望だと気付かぬまま、それが自分の本当の願望だと思い込み、努力して叶えようとする方が本当に多いのですが、このような偽の願望はそもそもモチベーションが湧かないため、叶いにくく、自分に鞭を打ち、努力・根性・忍耐で頑張って叶えたとしても、心が満たされないのが特徴です。
この場合は、まず「他人軸から脱却し、自分軸を取り戻すこと」が重要です。
③「捉え方」を矯正していく 【 重要 】
ここが最も重要なプロセスになります。
改善方法を見つけ、実行していく際、目の前の結果 ( 現実 )ではなく【 自分の内側 ( 言動の変化 ) 】に意識を向ける習慣を身につけていきましょう。
早く結果を得たくて、目の前の結果( 現実 )に意識を向けがちですが、自分の外側が変化するのには時間がかかります。
この変化にかかる時間が、巷で言う「 タイムラグ 」の正体です。
また「 現実を無視しましょう! 」と言われているのも「 現実の変化を血眼になって追うのではなく、自分の内側の変化 ( 物事の捉え方や言動の変化 )に意識を向けて、自分の日々の成長を愛でていきましょう 」と言うことを指しています。
決して「現実逃避をしましょう!」と言う意味ではなく、ここの理解を間違えると、反対に現実がどんどん上手くいかなくなり、引き寄せ難民になってしまうので、くれぐれも気をつけましょう。
④ 証拠を集めていく
改善につながる行動を通して、自分の内側である「 言動や意識の変化 」を重ねていき「 実際にできたこと 」を増やしていきましょう。
この「 実際にできたこと 」はどんなに小さいことでも構いません。
行動を通して増やした「 実際にできたこと 」、これがあなたの自信につながり、引き寄せに重要な「 自己効力感 ( エフィカシー ) 」を育てることができます。
例えば..
恋愛で上手くいくために金銭的余裕を持つことを決めた場合
このような誰でもできるようなことに取り組んでいきましょう。
いきなり大きく変わろうとすると、ホメオスタシスが働き、リバウンドしてしまうので、ベイビーステップで進めてくださいね!
⑤「 新しい思い込み 」の信用度を上げていく
改善につながる行動を通して、③「捉え方」を矯正していき、④ 証拠を集めていく 中で、新しい思い込み ( =セルフイメージ )に対しての信用度を上げていきましょう。
例えば …
「 パートナーが欲しい 」という願望を持っている人が ①上手くいかないと思う原因を分析する のステップで「 お金に余裕がないから 」という原因に気づき「 金銭的余裕を持つために家計簿をつける 」という改善方法をとった場合
新しいセルフイメージに変化していく過程
まだ何も改善し始めていない段階
「 お金がない … 何も出来ない … 」
「出来たこと」がだんだん増えてきた段階
「 きっと金銭的に余裕持てるようになれるぞ …! 」( 半人半疑の状態 )
新しく始めたことが習慣になり始めた段階
「 金銭的に余裕持てるようになってきた …! 」
無意識 ( 自動的 )に新しく始めたことが出来るようになった段階
「 私、金銭的に余裕あるよ! 」
このように、③「捉え方」を矯正していき、④ 証拠を集めていく と自信がついてきて ( =新しい思い込みへの信用度が上がってきて )「 古いセルフイメージ 」から「 新しいセルフイメージ 」へと変化していきます。
この内側の変化に着目していきましょう!
⑥ 書き換え完了
①〜⑤の手順で、思い込み ( =セルフイメージ・持論 )が書き変わったら、書き換え完了です。
この頃には現実の起きる出来事が変わっていると思います。
同じ出来事が起こったとしても、その出来事に対して「 感じ方 ( 捉え方 ) 」が変わっていたら、思い込みが変化しているので、1つの基準にしてみてください。
まとめ
自分の無意識内にある「 思い込み 」を書き換える方法は、
- 上手くいかないと思う原因を分析する
- 改善方法を見つけ、実行していく ( RASを活かす )
- 「捉え方」を矯正していく
- 証拠を集めていく
- 「 新しい思い込み 」の信用度を上げていく
- 書き換え完了



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